インプラントQ&A


IMPLANT

当クリニックのインプラント治療

Q.インプラント治療後に引越しすることになった場合、メンテナンスはどうしたら良いのですか?


A、引越しによって治療を受けた医院への通院が困難になっても、メンテナンスを行わなければなりません。オステムのインプラントは日本だけでなく世界中で扱われていますので、同じオステムのインプラントを扱う歯科医院でメンテナンスを受けることが可能です。

Q.骨粗鬆症があるのですが、インプラント治療を受けることができますか?


A,骨粗鬆症に罹患していると骨密度が低下しますが、インプラント治療への影響は少ないと報告されており、骨粗鬆症でもインプラント治療は可能です。しかし、骨粗鬆症の治療のため服用している薬剤の種類(ビスフォスフォネート製剤)、用量および服用期間によっては、インプラントと骨の結合に影響し、治療の成功率が下がる可能性があります。骨粗鬆症の場合には、主治医および歯科医とよく相談して、インプラント治療を計画しましょう。

Q.糖尿病があるとインプラント治療を受けられないのですか?


A,糖尿病に罹患すると傷に治りが遅れ、感染しやすくなります。糖尿病の症状は血糖値によりますが、血糖値がコントロールされている状態では、インプラント治療の成功率は非糖尿患者と同等であると臨床研究により報告されています。血糖値がコントロールされていない状態では、インプラント手術およびインプラント周囲炎のリスクが高まる可能性がありますので、十分にコントロールしてからインプラント治療を行います。糖尿病の主治医および歯科医とよく相談して、インプラント治療を計画する必要があります。

Q.歯周病があるのですが、インプラント治療を受けることができますか?


A,歯周病はインプラント治療の成功率を下げる原因の一つですが、インプラント治療前に歯周病の治療を行えばインプラント治療を受けることができます。歯周病の既往がある場合は、再発のリスクがありますので、インプラント治療後はインプラントと共に残存歯も十分なメンテナンスを行います。非歯周病患者よりも短い間隔で定期検診とメンテナンスを行うことで、インプラントは長期に維持されることが臨床研究により証明されています。

Q.インプラント治療にかかる期間はどのくらいですか?


A,インプラント治療にかかる費用は症例によって大きく異なりますが、複雑でない症例では3〜6ヶ月程度です。インプラント手術前には、残存歯のむし歯・歯周病治療を行います。また、骨量が不足している場合には骨造成治療、歯並びを治す場合は矯正治療を先に行います。これらの治療が終わった後、インプラント手術を行います。インプラントが骨と結合するまでの期間は、治療部位の骨の質、使用するインプラントの種類、全身の健康状態などにより異なります。その後、仮歯を使用する期間は、治療部位やインプラントの本数など症例により異なります。仮歯の使用が問題なければ、最終的な人工歯を装着します。

Q.インプラント治療にかかる費用について教えてください。


A,インプラント治療は保険適用ではありませんので、保険の効くブリッジや入れ歯に比べると高額になります。自由診療ですので、医院によって、また使用するインプラントメーカーや症例の難易度(骨造成治療の有無など)によって治療費は異なります。一般的な相場は1本30〜50万前後ですが、詳細な費用については歯科医師が診査診断し、治療計画を立てた後に決定します。費用だけで選ぶのではなく、治療を担当する歯科医師・使用するインプラントメーカー・治療環境・設備などを総合的に考慮して治療を受ける医院を選びましょう。

Q.インプラント治療は痛みがありますか?


A.インプラント手術は局所麻酔をして行いますので、痛みはほとんどありません。局所麻酔には、むし歯治療や抜歯などの際に用いられるのと同じ麻酔薬を使用します。また、治療の緊張や不安を軽減するために、局所麻酔に加えて「静脈内鎮静法」という麻酔法を併用する場合もあります。埋入する本数、骨移植の有無などによって手術時間は異なり、全身疾患の有無によっても症例の難易度は異なるため、静脈内鎮静法の併用については歯科医師と相談しましょう。手術後、麻酔が切れた後は痛むことがありますが、通常は痛み止めで十分対応できます。痛みや腫れの程度・期間は、手術部位の範囲・骨移植の有無などで異なります。

Q.インプラント治療を考えるにあたっての注意点を教えてください。


A,インプラント治療には、ブリッジや入れ歯にはないメリットがたくさんありますが、あらかじめ知っておくべき注意点があります。手術が必要であること、費用がかかること、治療期間が長いことなどが挙げられます。また、歯が1本欠損している症例からすべて欠損している症例までインプラント治療の適応になりますが、患者さんの口の中の状態および全身の健康状態によって難易度が異なります。これらを考慮した上で、インプラント治療を行うかを判断しましょう。