まず、1年間に支払った医療費の合計額を算出します。所得が200万円未満の場合、その所得金額の5%を超える医療費が控除対象となります。医療費控除金額は、支払った医療費の合計額から所得金額の5%（またはその超過額）を差し引いた金額になります。この控除金額は、確定申告の際に住民税の控除として申告することができます。そして、所得税と住民税の両方に適用されます。

医療費控除の対象には、通院にかかる交通費も含まれます。公共交通機関を利用した通院の場合、交通費も控除対象となります。通院時には診察券などで日時を確認できるようにし、通院にかかった費用も記録しておくことが重要です。ただし、車を利用した場合の駐車料金など、公共交通機関以外の費用は医療費控除の対象外となりますので、ご留意ください。